ベッドは、ゲストが部屋に入って最初に目にする場所です。リネンの張り方ひとつで「丁寧な清掃かどうか」の印象が決まります。
準備:リネンの状態を確認する
張る前に、シミ・毛玉・ほつれ・においがないかを確認します。少しでも気になるものは使わないのが基本です。一度ゲストの目に触れると、清掃全体の信頼を失います。
ボトムシーツ(敷きシーツ)の張り方
- マットレスの中央にシーツを広げ、四隅を均等に合わせる
- 角は**三角折り(コーナーを包む)**でしっかり入れ込む
- 四辺をマットレスの下に入れ、たるみとしわを伸ばす
ポイントは、対角線で引っ張ってから角を処理すること。これでしわが残りにくくなります。
掛け布団・カバーの整え方
- カバーは四隅をしっかり合わせ、中で布団がずれないようにする
- 表面のしわは手のひらで中央から外へ伸ばす
- 折り返しの幅を左右そろえると、ホテルのような仕上がりになる
枕の仕上げ
- 枕カバーは開口部が壁側・見えない側に来るように置く
- 中身を四隅まで行き渡らせ、形を整える
- 複数並べる場合は高さと向きをそろえる
「見せ方」まで決めておく
仕上がりの美しさは、最後のディスプレイの型で大きく変わります。実際の施設マニュアルでは、ベッドの最終形まで写真付きで指定されているのが普通です。たとえば、
- 枕は人数分(例:4つ)を立ててセットし、正面から見えるように並べる
- 掛けカバーの先端を折り返して、立てた枕が見えるようにする
- 複数ベッドは枕の高さ・向き・折り返し幅をすべてそろえる
こうした「最終形の型」を決めておくと、誰がやっても同じ“映える”ベッドになり、写真映え=予約率にも効いてきます。
仕上げの確認
最後に少し離れて全体を見ると、左右の非対称やしわに気づけます。正面から写真を撮ると、ゲスト目線のチェックになります。施設マニュアルの「正解写真」と並べて見比べると、ズレが一目でわかります。
このレッスンのまとめ
- 使う前にリネンの状態を必ず確認する
- 角は三角折り、対角線で引っ張ってしわを消す
- 離れて全体を見て左右の対称性を整える
次のレッスンでは、リネンを切らさず・傷めないための在庫管理を学びます。
